月末土曜日
こんなはずじゃなかった、俺の人生。
本当なら今日は台東区千束の
高級サウナに行くはずだった。
それが手違いで予約が取れていなかった。
失恋の傷、仕事のストレス、
ブログへのアクセス数の少なさ。
色々なストレスを発散するための
月1回の楽しみ、台東区千束の高級サウナ。
なのに、何で・・・。
不思議なことに怒りは湧いてこず、
すぐにキャンセル待ちのお願いを
高級サウナのボーイさんに告げた。
それから24時間と4時間45分が経過した。
◆◇◆◇◆
「それではキャンセルが出ましたら
ご連絡させていただきますので
こちらから連絡しないことも・・・」
「はい、大丈夫でーす。」
ボーイさんには食い気味で返事した。
大丈夫です、と返事したものの
ちっとも大丈夫でない僕がいる。
落ち着かない。ソワソワする。
雪はどうだろう。
気を紛らわせるために窓の外を見る。
降ってない。これではキャンセルが出ない。
いいや、弱気になるな、自分よ。
必ず出る、キャンセルは。
出るったら、出る!!!
冷静になっている自分に言い聞かせた。
◆◇◆◇◆
電話はまだかかってこない。
このまま今日は自宅待機だろうか。
とりあえず、洗濯機を回した。
風俗キャンセル待ちすれば、火もまた涼しい。
これは風俗のキャンセル待ちで
一日中自宅待機すれば何もかも
どうでも良くなり火も涼しく
感じるという、僕発案のことわざです。