サーモンハラス丼

久々に「ごろっと！サーモンハラス丼」が売られていたので買ってみた。《久しぶり！サーモンハラス丼！》花に挨拶すると綺麗に咲くというのを聞いたことがある。それと同じようにサーモンハラス丼に挨拶をしたら、より美味しくなるのではないだろうか。勇気が無くてサーモンハラス丼への挨拶は心の中で済ませた。さて、ハラスというのは、マグロでいうところのトロにあたる部位のことだ。脂が沢山乗っていて美味い。美味しいものは脂肪と糖で出来ている。そんなコマーシャルがあったな。それで調子乗ってパクついてたらたら、脂をデスクにこぼしたようで、書類をデスクに置いたら脂が沁みてた。汚しちゃいけない書類を扱う日はサーモンハラス丼を控えなきゃならないようだ。サーモンハラス丼は心を持たないというのに、サーモンハラス丼が俺の人生を不自由にする。サーモンハラス丼が好きなのに、サーモンハラス丼が僕を苦しめる。人と人とは分かり合えない。サーモンハラス丼と人はわかりあえるのか。自分でも何を言ってるかわからない。