届かぬ思い
晩飯を食って横になっていたら、
いつの間にか寝ていた。
起きたのが24時前。
最近、こんなんばっかりな気がする。
起きてから早々に
台東区千束のとある高級サウナの
ホームページをチェックする。
気になる新人嬢が辞めてないか。
それを確認したところ、
辞めては無かったけど、
出勤情報がまっさらになっていた。
こりゃ、飛んだのかもしれないなと思った。
◆◇◆◇◆
出勤が不安定な子は指名したくない。
指名する前に気付かせてくれて良かった。
と、思っていないと、やり切れない・・・。
前の前の前の前の前の指名嬢に似てて、
とても気になっていたのに・・・。
大好きだ、前の前の前の前の前の指名嬢ーーー!!!
この声は前の前の前の前の前の指名嬢には、
届くことは無いだろうけど、言いたい。
届かなくても、言いたい。
◆◇◆◇◆
気がつくと朝になっていた。
玄関のドアを叩くような音で目覚めた。
通販サイトから荷物が届くような用事は無いし、
ドアが叩かれるようなことは無いはず。
幻聴なのだろうか。
同じ幻なら前の前の前の前の
前の指名嬢の幻が見たい。
けど実際見たらビビる
かもしれない。
前の前の前の前の前の指名って
一体、僕にとってどういう存在なんだろう。