考える人
数年前からストレス解消等の理由で台東区千束の高級サウナに通っている。同じくらいの時期から「性風イ谷が貧困女性のセーフティーネットになっている」というニュースを目にするようになった。そんなことをニュースにされたら、こっちは楽しめるものも楽しめないじゃないか。俺はただサウナレディとハチャメチャやりたいだけなんだ。
暗いイメージがある性風イ谷業界だけど、実際の所はどうなんだろうか。客側から見ても、本当のところはわからない。だけど少なくとも、僕が指名したサウナレディ達は、みんな、笑顔で接客してくれるし、あっけらかんと色々なことを話してくれる子が多かった。暗いイメージもあるだろうけど、決してそれだけじゃないはずだ。
「工ッ千が嫌いだったら、この仕事、できないよ(笑)」
とあるサウナレディがそんなことを言っていた。言われてみれば、確かにその通りだ。心の底から工ッ千が嫌いなサウナレディは恐らくいない、いたとしてもごく少数だろう。中には好奇心で働いている子もいるかもしれない。
そんなサウナレディたちの期待に応えるためにも、どういったハチャメチャをやろうか、僕は考えを巡らせている。