飛んだ

風ｲ谷でした女性との関わりを築けない。そんな人間が世の中にいることを許してほしい。誰に聞かせるわけでもない言い訳をしながら、今日も台東区千束にある高級サウナのホームページをガン見していた。もし、高級サウナのホームページの背景色を緑にしてくれたら、視力が良くなるのではないか。それだったら健康のために高級サウナのホームページを見ていると言える。そんなことを考えてガン見してた。ホームページと併せて、その高級サウナの2ちんゃねるのスレッドを見ていると、とあるボーイさんがとある嬢と飛んだらしい。駆け落ちというヤツだろうか。そういうことって本当にあるんだ。

その高級サウナには一度しか行ったことがないんだけど、そのボーイさん、日本人離れした濃い顔をしていて、口も達者で送迎車や上がり部屋の中で談笑させていただいた。ビートたしけの歌に出てくる「くらじ屋」などのグルメ情報やらおススメの女の子を話を聞かせてもらった。そのボーイさんと話していると、上がり部屋に金持ちっぽいおじいさんが入ってきた。新人が入店すると杉並区から車をブッ飛ばしてくるらしい。

「今日の子は数の子だったけどユルい！」

 言葉の勢いや速度というものに、速度があるとしたら、時速400キロメートルほど出ていたと思う。他にも色々と高級サウナに対する哲学を聞いたんだけど、とてもここでは書けやしない。

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