山の学校
自分の母親は、僕と弟を叱るときに、
割と「きちがいみたいなことして!」という
台詞を使っていたような気がする。
更に父は弟が悪さすると
「山の学校に連れてくぞ!」
と弟のことを叱っていた。
「山の学校」とは養護学校のことだ。
冷静に考えると、
なんちゅー親なんだろう。
両親さえ、しっかりしていれば、
台東区千束、高級サウナ、指名嬢といった
キーワードが頻発するブログは誕生しなかった。
もし僕がラッパーになったとして、
両親に感謝するリリックを書けるだろうか。
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「山の学校」には中学生の頃に
1度だけボランティア活動で行ったことがある。
「山」といっても標高が高いというわけではなく
田んぼや畑しかない開けてない土地のことを指す。
何らかの交通手段によって、そこへ行き、
何らかのボランティア活動したと思われます。
たしか運動会だったような気がする。
「山の学校」は、なぜ街から遠ざけられていたのだろう。
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地元では「きちがい」の人と
遭遇する機会は全くなかった。
もちろん昔で言う特殊学級は
中学の時に学校にあったけど、
普通に部活とか一緒にやってた。
こっちに出てきて、
電車の中とかで
「きちがい」の人と
遭遇することあるけど
未だに慣れていない。