狂人たちの詩
(みんな、俺から離れていく、俺は孤独だ)
会社でマグカップ代わりに使ってる
フードコンテナのパッキンが行方不明に。
一体、俺が何をしたと言うんだ、神様。
月に1回ほど台東区千束の高級サウナに
通うことがそんなにもいけないのか。
悲しさ、切なさ、情けなさ、惨めさ。
今の僕の気分と感情を表現する
ありったけの言葉を頭に思い浮かべ
トボトボと駅のホームを歩いていた。
ここに記すのは女性だけでなく、
パッキンにまで見放された男の物語だ。
◆◇◆◇◆
「今週、彼女が生理だからマン臭がキツい(笑)」
駅のホームを歩いていたら、
センセーショナルな台詞が聞こえてきた。
それはいわゆるイケてる若手サラリーマンが
言い放った台詞であった。超余裕ですねー。
こちらは風俗でしか女性との接点がない。
風俗嬢は基本的に生理中は出勤しないから
生理中の女性と触れあうことは無い。
そのありがたさをわかってませんねー。
自分でも何がありがたいのかわからないが。
呆れ、怒り、驚き、悔しさ。
おかげでパッキンのことは
どうでもよくなってきた。
不本意ながらありがとうございます。
末永く彼女とお幸せに。
そして、禿げろ、太れ!!!
◆◇◆◇◆
改札口を出ると60分18,000円の
高級サウナにいそうな女が
ギャーギャー騒いでいた。
「あたしさー、○○にコクられたんだけどー!(爆)」
女性を見ると、つい、
どういった価格帯の風俗で
働いていそうか評価してしまう。
台東区、千束町、通称、吉原。
以前、高級サウナで指名していた女の子の
中で高額店から超高額店に移籍した子がいた。
その子を初めて見た時に、この子は恐らく
超高額店にいてもおかしくない子だと
確信していたところ、からの、移籍。
僕の目に狂いは無かったんだ、頭は狂ってるけど。